馬をテーマにした祭り「美浦村UMAフェスタ」が9月23日、茨城県美浦村で開催された。午後にはプレゼント抽選会が行われ、国枝栄調教師と藤沢和雄元調教師がプレゼンターとして登場した。
1988年の開業から2022年の引退までJRA歴代2位の通算1570勝を挙げ、年間最多勝利を12回記録した藤沢元調教師は「引退後は馬券を買えるようになって、国枝先生の馬を随分、買い続けてだいぶやられました」と“絶口調”。1990年の開業から現役最多のJRA通算1110勝を挙げる国枝調教師は「うれしいことに、あと半年で(定年で)引退なので、もう迷惑をかけなくていいと安心しております」と笑顔で返し、名伯楽同士の軽妙なトークに会場に集まった多くのファンの笑いは絶えなかったた。
話が日本競馬の悲願である仏G1・凱旋門賞(10月5日、パリロンシャン競馬場・芝2400メートル)に及ぶと、藤沢元調教師は「(自厩舎の馬は)使ったことないので難しいなと思うんですけど、天候が良くて(時計の)速い馬場になればチャンスがあると思います」と分析。国枝調教師も「馬場条件が日本に近くなればいいと思います。今年のクロワデュノールはすごく走る馬なので」と今年の日本ダービー馬の名前を挙げて期待を込めた。