テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・午前8時)は24日、鹿児島空港で23日に午前10時55分発羽田行き日本航空(JAL)644便ボーイング767の機内で、出発前に煙が確認されたことを報じた。

 搭乗していた乗員乗客計245人は避難し、けが人はいなかった。

同便は欠航となり、乗客は後続便などに振り替えた。

 番組では乗客が撮影した644便の機内の映像を放送した。映像では機内に音が鳴り響き「機内に鳴り響く謎の音」とナレーション。機長から「当機に搭載している補助動力装置。こちらが緊急停止いたしまして、いま復旧して電源を確保しております。現在通常通り運行できると」とのアナウンスが流れた。その2分後に再び機長から「急いで搭乗口より脱出してください」と指示するアナウンスが流れた。

 番組では、今回、何が起きたかを日航によると「エアコンなどに使用する装置を稼働した際、漏れたオイルが気化し機内に充満した」と伝えた。また当時の状況を番組は乗客を取材し午前10時55分ごろ機長から「トラブルがあったが運行に問題なし」とアナウンスがあったが、約2分後に機内から焦げ臭いにおいがし緊急避難のアナウンスがあったと伝えた。そして映像は乗客が客室乗務員の指示に従い機内を脱出する模様を映し出していた。

 今回の事態をコメンテーターを務める元テレビ朝日社員の玉川徹氏は「火災、怖いですよね、本当に」と明かし「こうやって煙とか出てきたらあれ?バッテリーかな?って思っただろうなと思いましたね僕は。モバイルバッテリー」とコメントした。

 今回の煙は、モバイルバッテリーが原因ではなかったが、その上で「あれは今、持ち込んでいいことになってますよね?機内に。本当に大丈夫なのかなって思っています」と指摘していた。

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