◆テニス ▽木下グループ・ジャパン・オープン(24日、東京・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園)

 男子テニスのツアー公式戦、木下グループ・ジャパン・オープン(東京・有明)が24日に開幕。初来日を果たした世界王者、カルロス・アルカラス(スペイン)が会見を開き、「トロフィーを手にしたい。

ここで勝つために来た」と、堂々と優勝宣言だ。

 7日に閉幕した今季4大大会最終戦、全米で優勝し、その後、地域別対抗戦レーバー杯(米サンフランシスコ)でプレー。その足で初来日した。「今は、いいテニスができている。それがこの大会でもできることを願っている」。

 大会2度の優勝を誇る日本のスターで、元世界4位の錦織圭(ユニクロ)についても、「錦織のことは大好きだ。彼のプレーを見て育って来た。彼がプレーしたこの国で、プレーできるのはうれしい」と語った。

 今大会は、73年にツアー公式戦となったアジア最古のツアー大会で、過去、9人の世界1位が、13回、出場してきた。過去では、「北欧の貴公子」と呼ばれ絶大な人気を誇ったステファン・エドベリ(スウェーデン)が2度の優勝や、テニス界の革命児と言われたアンドレ・アガシ(米国)が、ジーンズのテニスウェアでプレーした。

 直近3回は、2006年ロジャー・フェデラー(スイス)、2010年ラファエル・ナダル(スペイン)、2019年ノバク・ジョコビッチ(セルビア)で、3人ともに優勝。アルカラスは「(その)レジェンドらに名を刻みたい」と願った。

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