大相撲秋場所12日目(25日、東京・両国国技館)

 西前頭3枚目・豪ノ山(武隈)が12日目で初白星を挙げた。西前頭筆頭・阿炎(錣山)を押し出し、支度部屋で「良かった。

長かったですね」と、しみじみと語った。

 今場所は自己ワーストとなる初日から11連敗と苦しんだ。「体が悪いところもないし、稽古不足だと思う」と真摯(しんし)に受け止めた。立ち合いで変化するなどの策も「それをやったとしても自分は勝てない。しっかり当たっていこうと思った」と考えなかったと明かす。師匠の武隈親方(元大関・豪栄道)からは「辛気くさい顔するな」と励まされ、「自分なりに切り替えていこうと思った」と感謝した。

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