◆日本選手権近畿地区最終予選 ▽代表決定戦 ミキハウス2―0日本新薬(29日・淡路佐野運動公園第一野球場)

 社会人野球・日本選手権大会(10月28日開幕・京セラD)の近畿地区最終予選代表が行われ、ミキハウスが日本新薬を下し、第3代表として2年連続出場を決めた。先発した元巨人・高橋優貴投手は左足負傷のアクシデントがありながらも、7回途中5安打、1四球、無失点と好投した。

 初回、先頭打者に右前打を許したが、2死二塁で日本新薬の4番・浜田竜之祐内野手を左飛に打ち取り、無失点でしのいだ。3回には左前打で2死一塁となり、けん制でアウトに。ボール先行で球数が増えるなか、5回には先頭打者に四球を与えた。それでも、犠打と捕邪飛で2死二塁。最後は左前打を許しながらも、走者を中継プレーでホームアウト。野手陣に助けられ、ピンチを乗り切った。

 6回1死には3番DHの坂井慎平外野手が左翼へ本塁打を放ち、先制。高橋優はその裏、3者凡退に抑える好投を見せた。しかし、7回1死一塁では左足をつるアクシデントが起こり、1死一、二塁となった時点で治療のためベンチへ。一度はマウンドに戻り、投球練習を行ったが、痛みを訴え降板。7回途中5安打1四球無失点だった。

 継投した2番手の浪越悠太投手が1死一、二塁から代打・若林将平外野手を中飛で仕留め、2死一、二塁に。

3番手の仲尾元貴投手は2死満塁のピンチを招くが、最後は左飛に抑えた。

 8回には元巨人の桜井俊貴投手が登板。四球と2安打で1死満塁となるも、三邪飛と一ゴロに抑え、ガッツポーズ。9回もマウンドを託された桜井が、試合を締めて、日本選手権の第3代表をつかんだ。

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