◆JERA セ・リーグ 巨人4―2中日(30日・東京ドーム)
巨人・田中将大投手が史上4人目の日米通算200勝を達成した。自身が指名して小林誠司捕手との「マーコバ」バッテリーで偉業を達成した。
また、小林は試合後に取材陣に囲まれると「え?聞いてくれるんですか、僕に?ありがとうございます」と笑顔を見せ、偉業達成の試合に立ち会い、勝利した喜びを熱く語った。
―田中将投手から女房役として指名があったと
「いや、もう、そうですね。将大さんが持ってる力っていうのはまだまだ出せると思いますし、今日200勝の試合に立ち会えてすごいうれしかったですけど、なかなか重たい試合になってしまって大変でした」
―試合前はどんなことを話していた
「いや、特別。やっぱり一番はチームが勝つことを意識しながら、相手のバッターとかいろんな話もしましたし、一番はやっぱりね、硬くならずにファーストストライクをどんどんどんどんゾーンの中に投げて、あとはリズム良く、ランナーがいるっていう時には、やっぱりこう強弱をつけながらいきましょうねっていう話はしてたんで。あとはもう試合の流れの中で、攻め方であったり、そういうのはもう、将大さんの投球術で抑えられたと思うんで、僕は別に座ってただけです」
―終わった瞬間は
「いや、ほんとに勝ったってことがやっぱ一番うれしいですし、久しぶりにホントにね、たくさんのピッチャー捕りながら試合をしたなっていう感じがあるので。はい。自分自身もよかったなと思います」」
―試合後やりとりは
「いや、まだ。なんかセレモニーにされてるんで、話してはないですけど」
―ファームで組んでいた
「ファームでいろんな話っていうかね。将大さんもあれぐらいの大投手ですけど、僕にも色んな会話っていうか、してくれたりして、僕もすごいほんとに勉強になりましたし、僕も色々ファームで組ませてもらって、もっともっとこう、1軍で投げてほしいなっていうのは思ってたんで。
―いつも試合前に入る時の会話は
「将大さんは1軍で勝てるように、どういうものを作り上げていくかっていうのも、久保コーチとやってたと思うので、そういうのものも一緒に考えるか、一緒にっていうか、僕はこう思います、今日はすごい良かったですとか、このボールはもっと使えると思うので、もっと増やしていった方がいいと思いますっていう僕の意見も、たわいのない会話の中で、させてもらったりもして。あとはもうね、マウンドに上がればやっぱり勝てるピッチャーだと思うので、その辺の投球術とかっていうのはやっぱりすごいもの持ってると思うので。はい、僕もほんとに勉強させてもらってます」
―こう思いますって言ったときはどういう反応を
「いやもうホントになんて言うんすかね。もう大した話じゃないのに、なんか受け入れてくれるっていうか。僕も真剣に一緒になって考えていきたいなって、すごく思いますし、ホントに野球に対しての取り組み方とか練習に対する姿勢っていうのは、僕もそうですけど、若い選手は勉強になると思うので、そういうのは学ばしてもらってます」