◆JERA セ・リーグ 巨人4―2中日(30日・東京ドーム)
巨人の大勢投手が2/3回14球で1安打無失点2Kで今季46ホールド目をマークした。
3―2の8回に大勢投手が4番手で登板。
しかし、ここで阿部監督がマウンドへ。マルティネスに交代となり、東京ドームはどよめきに包まれた。マルティネスは代打・板山を打ち取り無失点。9回も無失点に抑えたことで、大勢にホールド、マルティネスにセーブがつく形となった。
大勢は田中将の日米通算200勝がかかる中での登板に「今年一、緊張しましたし、今年一、疲れました」と本音をこぼしながらも「田中さんの200勝というのは僕らの目標でもあったんで。野手もそうですし、試合始まる全体ミーティングでもなんとか『200勝で』っていう声のもと、始まってる。みんなの目標にもなってたと思うので、今日逃してしまったらもう来シーズンになっちゃうのでそういう面では、中継ぎ陣、守備の皆さんもいつもより丁寧に入っていたのかなと思いますし、緊張したのかなって思います。僕もしてました」と笑った。
試合後にはウォーターシャワーで祝福。「『お前のせいで体冷えてる』って言われたんですけど、今日いっぱい投げられたと思うんで、ちょうどいいアイシングになったんじゃないかなと思います」とおどけた大勢。「この先200勝の選手に出会えるのかって考えた時に、そう簡単ではないなって思って。何かできないかなと思った時に、水かけてお祝いしよと思ってやりました」と思いを口にし、「僕、同じ兵庫県出身ですし、ほんとに小学校の時から知ってる、偉大な先輩なので。そういう方と野球できるチャンスをいただいて、200勝に携るチャンスもいただけたんで、そこはなんとか力添えしたいなと思った。そういう偉大な先輩です」と偉業達成を喜んだ。