新日本プロレスは9月30日、新宿区の歌舞伎町シネシティ広場(東急歌舞伎町タワー側)で来年1・4東京ドーム大会の公開記者会見を行った。

 会見には同大会で引退試合を行う棚橋弘至とデビュー戦を行うウルフアロンが登壇。

ウルフは6月23日の入団発表以来の会見に「あのときは記者のかたたちの前でしたが、今回は新日本プロレスファンのかたがた、また通行人のかたがたにも声を聞いていただけるということで、少し違った気持ちでいます」と笑顔を浮かべた。

 デビュー戦まで残り3か月だが「月曜から土曜まで朝10時から道場で練習させていただいて。その中で基礎体力のトレーニングから、いまはプロレスの技の練習や試合の練習も少しずつやれるようになってきた段階です」と明かし「柔道のスタミナとプロレスのスタミナはまったくべつのものだなと思いました。いまプロレスのためのトレーニングをやっているんだなって感じがします。入門して3か月経って、あと3か月というところなので、折り返し地点に来たのかなって実感がありますね」とコメントした。

 デビュー戦のコスチュームについて「頭の中に想像しているものはあるんですが、まだそこは内緒にさせていただけたらなと思います」と明かしていた。対戦相手について「さまざまなタイプの選手がいる中で、僕のほうからどんな選手とやりたいっていうよりは、やっぱりデビュー戦なので、どんな対戦相手と戦うとなっても、全身全霊で倒しにいくだけかなと思います」とコメントした。

 さらに記者から「先ほどヤングライオンとしてかなり厳しいトレーニングをされている」との質問に「まず、ボクは今、形としてヤングライオンではなく練習生っていう風な形であるので、そこは訂正させていただきます」と明かし「心が折れそうになったことはないですね。やっぱり練習はツライものですし、キツイなっていう風に感じる時はあるんですけど、やっぱり自分が始めたくて始めたプロレスですし、1月4日にデビューも決まっているっていうのは凄いありがたいことなので、やっぱりしっかりと目標を持つことによって、そこに向かってモチベーションを高く、気持ち明るくやっていけているので、心が折れそうになるっていうことはまったくなかったです。これから先もないと思います」と明かしていた。

 棚橋はウルフの練習について「とにかく芯が強いなと。ボクは若手の頃、デビュー前はスクワットは大丈夫だったんですけど、ジャンピングスクワットが超苦手で、50回6セットで300回とかやるんですけど、やはり激しい筋肉痛が来る状態で、次の日もまた同じメニューか、また違うメニューをやったりするので、そういった時に辞めようとは思わなかったですけど……ない?」と問いかけるとウルフは「ジャンピングスクワット50回6セットはやったことないです」と答えると「いまはジャンピング何回?」と棚橋は質問。

これにウルフが「30回6セットですね」と明かすと棚橋h「ハァ……ちょっと今度50回6セットやってみ?」と迫ったがウルフは「いや、聞かなかったことにさせていただけたらいいかなと思ったんですけど」と返した。

 またデビュー戦に向け「まだこれまでプロレスの試合をしたことがないので、想像するのが難しいところではあるんですけど、ボク自身プロレスをやりたくてやるっていうのがまず第一なところではありますけど、たくさんの人に観てもらって、楽しんでいただけるっていうのは、すごくボクの中でも喜びなので、たくさんの方たちが喜んでいる姿、興奮している姿を見たいなっていう風には思ってます」と意気込んだ。

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