◆米大リーグ ワイルドカードシリーズ第1戦 ドジャース―レッズ(30日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャース・大谷翔平投手(31)が30日(日本時間10月1日)、ポストシーズン初戦のワイルドカードシリーズ第1戦、本拠地・レッズ戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、1回裏先頭の1打席目に、先取点となる先頭打者本塁打を放った。争奪戦となった“記念球”は、大の大谷ファンだというメイソン・シンガー君(9歳)がゲットした。
東京ドームで行われたカブスとの開幕シリーズも観戦に訪れたという。この日は、着弾後に転々とするボールを見事につかんだといい、「最高だよ! 翔平は本当に良い投手だし、本当に良い打者だと思う。たくさんホームランを打ったりするのが大好きだよ」と大興奮だった。
大谷の一発に本拠地が一気に沸いた。1回表は先発のスネルがたった7球で3者凡退。いいリズムを作ると、大谷は剛速球右腕・グリーンの100・4マイル(約161・6キロ)を右翼席に運んだ。これまで本塁打を放った中での最速は100・1マイル(約161・1キロ)だったが、最も速い球をスタンドに運んだ。カウント2―1からのアーチは打球速度117・7マイル(約189・4キロ)、飛距離375フィート(約114メートル)、打球角度21度の弾丸ライナーだった。ポストシーズン通算4号は、貴重な先制アーチとなった。