◆ファーム日本選手権 中日16―3巨人(4日・サンマリン宮崎)

 ウエスタン・リーグ優勝の中日が、イースタン・リーグ覇者の巨人に16安打16得点と大勝。14年ぶり7度目のファーム日本一をつかんだ。

 序盤から打線がつながった。2回に宇佐見、村松の適時打などで3点を先制。6回と9回には5得点のビッグイニングを作り、投手陣を援護。ウエスタン・リーグ首位打者の尾田が4打点、来日1年目のチェイビスが2安打4打点、土田も4安打3打点と存在感を放った。

 先発した仲地は、5回1/3を3安打無失点、6奪三振と好投。三浦、松木平がゼロでつなぐと、9回からは森山がマウンドへ。だが、2四死球で満塁とし、押し出し四球と中田の左前適時打で2点を奪われると、1死満塁で降板。5番手で登板した根尾がピンチをしのぎ、胴上げ投手となった。

 試合後、落合2軍監督は「いいゲームができた。8月までは育成を考えてやっていたけれど、(順位的に)いい位置にいたので、勝ちを意識しながら(育成を)、と方向転換した。ワンプレーを大事にしながら、育成もうまくできた」と力強くうなずいた。大事なマウンドを託された仲地も「点数が入って、テンポよく投げられた。

野手のおかげ」と喜びをかみしめた。

 仲地が最優秀選手賞、尾田と土田が優秀選手賞を受賞した。

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