ドジャースの地区シリーズ(S)第1戦のフィリーズ戦が、4日(日本時間5日午前7時38分)に敵地で行われる。佐々木朗希投手(23)は、今後も抑えを務める見通しであることをロバーツ監督が明言した。
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覚悟はできている。大谷に続いて会見した佐々木が、地区Sへの決意を示した。ロバーツ監督からは再び抑え起用の可能性を示された165キロ右腕は「任せられたところを精いっぱい投げて、チームのためになれれば」と力強く口にした。
マイナーを含め、救援転向後は5登板連続で1回無失点と好調が続く。1日のWCSレッズ戦では4点差の9回を、今季自己最速101・4マイル(約163・2キロ)で1回完全。「自信を持って挑めている」と手応えを得た。ロバーツ監督は今後、セーブシチュエーションでの起用について「そうなるだろう。大舞台にのまれるような兆候は一切ない。どんな場面で彼を起用しても自信を持てる」と信頼。強打のフィリーズ相手に、再び9回のマウンドを託される可能性が高まった。
5月から約4か月、右肩痛で離脱。「レベルの高さを感じる以前に自滅するような形で苦しんでいた。
PS限定の配置転換だが「毎試合毎試合、チームの力になれる面白さはある」とリリーフのやりがいを感じている。「まだまだ良くなる感覚はある」という“大魔神・佐々木”が2年連続世界一のキーマンになる。(安藤 宏太)