◆ファーム日本選手権 巨人3―16中日(4日・サンマリン宮崎)
ファーム日本選手権が4日、宮崎市のサンマリン宮崎で行われ、イースタン・リーグ覇者の巨人はウエスタン・リーグ覇者の中日に敗れた。16年以来9度目のファーム日本一はならなかった。
16点の大差を追いかける9回先頭では、途中出場の長野久義外野手が、左腕・森山の変化球を捉えて左前安打。反撃の口火を切ると、その後は打線がつながって3点を返した。今季、自身の経験を若い選手に惜しみなく伝え、2年ぶりのリーグVに貢献したベテラン。桑田2軍監督は「本当はいいところでチョーさん(長野)に託したかったんですけど、こういう試合になってしまって申し訳なかった」とした上で、「ずっと後輩たちの模範となり、いろいろな指導もしてくれました。手本になるような言動をずっとやってくれていたので、我々、監督、コーチ陣もすごく助かりました。残念ながら大差のところでしたけど、本当に素晴らしいプレーでした」と感謝した。