巨人は4日、東京ドームで1軍全体練習を行った。
1日のレギュラーシーズン最終戦・中日戦(東京D)の後に2日間の休養日を経てCSに向け再始動。
9日間、間が空くことで実戦感覚の維持など難しい調整になる。相手チームも同じ条件とはいえ毎年この時期に直面する課題。リーグ優勝してCS最終ステージから出場だった昨年は、今年以上に長く約2週間、間隔が空いた。
阿部監督は「日本のプロ野球のシステム、日程もそうだし。この期間がね」と日本のポストシーズンのスケジュール面に言及。
「メジャーとか中1日でやっている。そういうのは日本のプロ野球も見習ってほしいなと思いますよね。将来的に日本もなってくれればうれしいなと思いますね。去年も言ったけど優勝忘れられちゃってるよ、みたいな雰囲気になって。メジャーはポストシーズンがすぐ始まって盛り上がりが続く。日本は一回盛り下がっちゃうもんね」とした。
日本のプロ野球はレギュラーシーズン143試合で、メジャーはそれよりも多い162試合。日本は雨天中止の予備日確保も考慮して10月上旬を空けて余裕を持った日程を組んでいるが、メジャーの場合は中止の場合は翌日にダブルヘッダーを行うなど工夫し、あらかじめレギュラーシーズン終了直後に組まれているポストシーズンがすぐ始まる。
間隔が空くことで選手の調整は難しく、ファンも長時間、試合がない日を過ごして待つことになる。日本球界のさらなる発展へポストシーズンの日程面は改善の余地がありそうだ。