第1回アイルランドトロフィー・G2(1着馬にエリザベス女王杯の優先出走権)は10月12日、東京競馬場の芝1800メートルで行われる。

 昨年までは府中牝馬Sとして行われていた牝馬の中距離重賞。

リニューアルされた一戦で主役を務めるのはアドマイヤマツリ(牝4歳、美浦・宮田敬介厩舎、父キタサンブラック)だ。2走前の福島牝馬Sで重賞初制覇を飾り、G1初挑戦だった前走のヴィクトリアマイルは7着とはいえ0秒3差。牝馬のトップクラスが相手でも差のない競馬で、先につながる一戦となった。東京の1800~2000メートルで3勝しており、コース適性も十分。重賞2勝目を手にして秋の飛躍につなげるか。

 カナテープ(牝6歳、美浦・堀宣行厩舎、父ロードカナロア)は重賞初挑戦だった2走前の府中牝馬Sで2着と好走すると、前走の関屋記念はコースレコード勝ち。こちらも東京の1800メートルで4勝と適性は高い。

 ボンドガール(牝4歳、美浦・手塚貴久厩舎、父ダイワメジャー)は前走の関屋記念が重賞6度目の2着。なかなか勝ちきれないがタイトルを手にできる能力は十分ある。

 府中牝馬Sを制したセキトバイースト(牝4歳、栗東・四位洋文厩舎、父デクラレーションオブウォー)にも注目だ。

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