Travis Japan・宮近海斗(28)の2週連続インタビュー後編。15日にリリースする2枚目のCDシングル「陰ニモ日向ニモ」の魅力を紹介すると同時に、「幸せ」と語るグループの現在地のその先を「7人が楽しい、好きという気持ちをずっと持ち続けられたら」と見据えた。

(ペン・奥津 友希乃)

 グループの最新曲「陰ニモ日向ニモ」は、クールで大人な雰囲気と、スピーディーで中毒性のあるメロディーが反響を呼んでいる。

 「Travis Japanで表現する音楽やパフォーマンスは、どれも自信のあるものをファンの皆さんへ提供しているのですが、その中でも今回は今までとタッチが違う。しめ(七五三掛龍也)の出演ドラマの挿入歌なので、ドラマがまとうミステリアスな雰囲気を、僕たちもまとって表現しました。グループの新たな魅力も詰まっている聴き応えのある曲。皆さんの日常のどこかで寄り添っていたらいいなと思います」

 2022年10月のデビューから、約3年を経た現在地を「幸せな環境」と迷いなく表現する。

 「ファンの皆さんが僕たちそれぞれの仕事、Travis Japanがするいろんなことに対して、すごく楽しみに愛を持って見てくれていて、そう感じられることが何よりも幸せ。だからこそ安心してもっと挑戦をしてみようと先を見ることができる。世間の評価というのも、もちろん受け止めていくことも必要だけど、ファンの方の応援を一番大事にしたいです」

 デビュー前に米国で武者修行し、デビュー後もワールドツアーを開催するなど、世界を見据えてきた。

 「でも僕の中では国内、国外の棲(す)み分けはあまりなくて、トラジャ担(ファンの総称)っていうのは国籍がないと思っている。海外に住むファンの方が抱いているかもしれない物理的な距離によるさみしさは、楽しいと感じてもらえる作品を届けることで頑張って埋めていきたい。だからこそ僕らが取り組むものは、全て世界に轟(とどろ)いていくエンターテインメントだという気概を持って活動しています」

 グループのリーダーを務めているが「リーダーだからすることがあるってわけじゃない。僕が宮近海斗でいればいいだけ」と柔和な笑みを見せる。

グループの武器を聞くと、40秒ほど沈黙を挟んで真剣に熟考し「やっぱり、Travis Japanでいることを楽しんでいることかな」と口にした。

 「楽しいって感じることが日常でたくさんある。個人の仕事もステージも体力的にきついことがあってもやっぱり楽しい。楽しみたいって気持ちと、ささいなことも何の気なしに楽しめるグループ、そういう姿をフォローしてくださるファンの方。その関係性がすごく武器というか、まだまだいろんなことをしていきたいと思える理由ですね」

 グループの目標は「メンバーとも話し合っていて、国内の大きな会場でのパフォーマンス、海外のステージ…。たくさんある」と曇りのない瞳で語る。

 「かなえたい夢があって、『それぞれが健やかに頑張りたいな、Travis Japanで』って思えるようにみんな心がけて…」と言いかけた後、首をかしげ「心がけるっていうとすごく仕事っぽく聞こえる。そうじゃなくて、居たいから一緒に居る。7人がグループを好きだから活動を続けるって共通の思いを、ずっと持ち続けられることが一番大切なんじゃないかな」。

 “楽しい”を探求することで結ばれた7人とファンで、心躍る景色へ向かう。

 ◆宮近 海斗(みやちか・かいと)1997年9月22日、東京都出身。28歳。

2010年に事務所入所。12年にTravis Japanのメンバーに選ばれ、22年に配信シングル「JUST DANCE!」で全世界配信デビュー。17日スタートのTBS系連続ドラマ「田鎖ブラザーズ」に出演する。

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