◆米大リーグ ドジャース2―5レンジャーズ(12日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(31)が12日(日本時間13日)、メジャーでもトップクラスの右腕から、2試合連続の先頭打者本塁打となる5号ソロを放った。本拠地・レンジャーズ戦に「1番・DH」で先発し、初回先頭の1打席目に18、19年にサイ・ヤング(CY)賞に輝いた実績を持つJ・デグロム投手(37)から初対戦の初球を右翼席に運んだ。

CY賞経験のある投手からの本塁打(受賞前も含む)は9人目。連続試合出塁は「46」に伸ばした。

 1球で仕留めた。大谷は、狙い澄ましたかのように剛腕デグロムの代名詞でもある直球を振り抜いた。両軍無得点の1回裏先頭。初球、やや内寄りの97・9マイル(約157・6キロ)を右翼席に運んだ。2試合連続の先頭弾となる5号ソロは、本拠地では3度目の初回初球弾となった。

 3回1死一塁の2打席目はフルカウントから四球。1点を追う5回2死二塁の3打席目は、1ボールとなったところで申告敬遠で勝負を避けられた。デグロムとの初対戦だった3打席はすべて出塁。日本人新記録を更新し続ける連続試合出塁は46にまで伸びた。ロバーツ監督は37歳の元CY賞右腕と大谷との対戦について「最初の打席が好きだね(笑)。

そして四球を選んだ場面もあった。デグロムは万全なら球界最高の投手の一人だ。大谷は今日、いくつかいい打席を送っていたと思う」と笑顔を見せながら振り返った。

 投手としては日本人史上初のCY賞へ向けて、今季は2登板、12回で防御率0・00と好発進を切っている。打者としては、本塁打を見舞ったのちに受賞したコール、スキーンズを加えると、9人目のCY賞経験者からのアーチになった。初対戦の1打席目、初球でアーチを描いたのは、さすがの集中力だった。

 ハプニングもものともしなかった。試合開始約2時間前に球場入り。ちょっと眠そうな表情を見せながらも着替えをして、青色の靴下を履いた。すると右足かかとに穴が空いているのを見つけ「アーッ…」。新品の靴下にはき直しながら少々テンションは落ち気味だったが、約2時間後には一発で球場のボルテージを上げた。本拠地での2戦連続先頭弾は初めて。

これまでのメジャーの歴史で3人しか成し遂げていない3戦連続先頭弾への挑戦権を得た。

 チームは朗希が4回2失点となんとか踏ん張ったが、逆転負け。大谷は2点を追う7回1死一、二塁の4打席目に遊飛、3点を追う9回1死一塁の5打席目は空振り三振を喫した。8日には打撃の状態について「毎年シーズンの最初はこんなもん」と話していたが、早くもリーグ2位タイの5本塁打だ。チームの開幕15試合での5本塁打は自己最多。勢いはまだまだ加速していく。(安藤 宏太)

 ◆大谷翔平の初回先頭打者本塁打 今季2本目で通算26本目。2戦連続は、24年6月25、26日の敵地・Wソックス戦、25年5月25、26日の敵地・メッツ、ガーディアンズ戦に続いて3度目。本拠地での2戦連続先頭弾は初めて。3試合連続先頭弾となれば23年バードゥーゴ(Rソックス)、18年アクーニャ(ブレーブス)、4戦連続の1996年アンダーソン(オリオールズ)に続いて4人目の快挙となる。初球先頭弾は本拠地で3度目、敵地で2度の通算5度目。

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