東京都・東大和市は、2025年10月1日で市制施行55年目を迎えた。5年後の市制施行60周年に向けた事業として、市役所の窓に子どもたちと絵を描く「ガラスアートプロジェクト」がスタート。

描いた絵は「タイムカプセル」のように、市制施行60周年の際に、自分やまちを振り返るきっかけになればと企画した。

 市役所ロビーの大きい窓(幅7メートル×高さ1.8メートル)に何を描くか決めるところから、子どもたちと一緒に考案した。まず、ガラスアートのテーマを市公式LINEアカウントにおけるアンケートで募集し、「5年後も残したい東大和市の好きなもの」に決定。次に、2025年11月3日に実施した東大和市産業まつりにおけるワークショップでは、具体的な絵のモチーフを集めるために、子どもたちに実際に窓ガラスに貼ったフィルムの上にテーマに沿った絵を自由に描いてもらった。

 東大和市のシンボルであり、日本一美しいと言われる多摩湖(村山貯水池)の取水塔や、東大和市観光キャラクター「うまべぇ」、近所の公園など、多く出た意見を寄せ集めて、デザイン画が決定した。

 今年3月20日、21日、22日に、東大和市役所1階市民ロビーにおいて、全員で一つのガラスアートを作るワークショップを実施。未就学児は市の花「つつじ」に見立てた手形スタンプを押し、小学生以上は絵の具を混ぜて色を塗った。また、約200人の子どもたち全員が、自身のイニシャルと年齢を作品に書き、ガラスアートの制作に参加した証を残した。市役所を訪れるたびに、作品に残した手形と手の大きさを比べることができるほか、身長計の前で写真を撮るなどして、自身の成長を喜べる場所が誕生した。

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