将棋の福間香奈女流王位=清麗、女王、女流王座、倉敷藤花=に大島綾華女流二段が挑む第37期女流王位戦五番勝負第1局が15日、兵庫・姫路市の旅館「里湯ひととき夢乃井」で指され、先手・大島が158手で投了した。

 驚異的な粘りを見せた。

93手目で残り時間は2分。しかし129手目までストップウォッチを1分も進ませない早指しで耐え続けた。「粘るしかないと思ったんですけど。(相手が)穴熊なんで、ちょっとこちらから攻めることができず、受ける一方になりました」と振り返った。153手目で入玉し「自信はなかったので、粘るしかなかったです」と同じ言葉を繰り返した。

 24年のマイナビ女子オープン以来、2年ぶり2度目のタイトル戦登場。今年に入って女流棋戦11勝2敗と絶好調だ。自身の「憧れ」だという福間との対局は2局目で、タイトル戦では初めて盤面で向き合う喜びもあるからなのか、終局後のインタビューでは時折、笑みも浮かべていた。「切り替えてしっかり準備して、また頑張ります」と次局でタイに持ち込むことを誓っていた。

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