JRA海外馬券発売対象の米3冠初戦、第152回ケンタッキーダービー・G1は現地時間2日(日本時間5月3日朝7時57分発走)、チャーチルダウンズ競馬場で行われる。海外競馬に精通するフリーライターの土屋真光氏が、フロリダダービー3着のチーフワラビーを送り込むウィリアム・モット調教師(72)をインタビュー。

米年度代表馬に輝いた昨年の覇者ソヴリンティに続く連覇が懸かる名伯楽の思惑は? 

 ―今年のチーフワラビーは3戦1勝、前売りでは4番人気の評価です。3歳デビューでキャリアが浅いですが。

 「2歳時に使えず、3歳1月デビューになりました。ダービー馬への王道は2歳戦を戦うこと、そこで基礎が身に付くというのがこれまでの考えでした。しかし、2戦目の前々走(ファウンテンオブユースS・G2)2着の内容がよく、かなりの才能を秘めているので、これは今までの先入観を捨てるべき馬だと判断しました」

 ―前走はフロリダダービーで3着。前哨戦の中では最もハイレベルだったという評価です。

 「上位3頭はいずれも素質馬。半馬身差で負けてしまったのはおそらく経験不足でしょう。ただ、その後は着実に成長しています。また、馬群で少しちゅうちょする面があり、集中力を欠いていたようだったので、今回はブリンカーを使用します」

 ―3戦いずれもガルフストリーム競馬場だった理由はなんでしょう?

 「この馬の調教拠点がフロリダのペイソンパーク調教場だったからです。前走もあえて離れた州の前哨戦を使う必要はありませんでしたし、結果としてレース自体が厳しかったので、輸送リスクが軽減できてよかったです」

 ―12番ゲートの印象は?

 「いい枠です。11番ゲートが息子(ライリー・モット師)の馬なので遠慮してくれるでしょう(笑)」

 ―強力な逃げ馬不在、展開はどう見ますか?

 「位置取りに関しては、馬にポジションを任せると思いますが、テンにスピードのあるタイプでも、追い込み馬ではなく、追走馬タイプ。

中団から勝負をかけるでしょう」

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