宝塚歌劇月組の三国志炎戯「RYOFU」の新人公演が30日、兵庫・宝塚市の宝塚大劇場で上演された。

 2021年入団の第107期生で、6年目の美颯(みはや)りひとが新人公演初主演を務めた。

189年、古代中国は并州(へいしゅう)にて、戦果を上げていた猛将・呂布の物語をケレン味たっぷりに届けるストーリー。最強の武将とうたわれ、裏切りの上に自身の地位を築く呂布(本役・鳳月杏)を力強く演じた美颯は「私自身、鳳月さんに憧れの気持ちを抱いていて、日々本当にお世話になっている方ですので、こうして鳳月さんのお役をさせていただけたことが本当に幸せだなと思いました」と感慨深げに語った。

 美颯は、トップスターの鳳月杏(ほうづき・あん)から「自分に負けない。劇場に負けない」と、アドバイスされたことを明かし「その言葉を胸に、自分に強い気持ちを持って本日舞台に臨むことができました」と振り返った。激しい立ち回りが何場面もあったが「一つひとつの殺陣を本当に親身になって教えてくださいました」と感謝した。

 妻の雪蓮(本役・天紫珠李)を、24年入団の110期生・薫乃咲月(かおるの・さつき)が初ヒロインで好演。天紫からは「自分の心にウソをつくことなく、本気で心からお役を生きたらいいよ」とアドバイスを受けたそうで「すごく緊張したんですけれども、本番を終えてすごく感じること、学んだことがたくさんありました。舞台から見る客席の景色がこんなにもきれいなんだなっていうのをすごく感じました」と充実感をにじませた。

 美颯は6月25日の東京新人公演に向けて「本日感じられたことがすごくたくさんあったので、東京の新人公演に向けてさらに成長した姿をお客様にお見せできるように、日々精進していきたい」と意欲を語った。

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