J2北海道コンサドーレ札幌GK菅野孝憲(41)が、今季初めてピッチに立つ。チームは1日、宮の沢で調整後、2日のアウェー・岐阜戦に向けて、札幌をたった。

開幕から13戦連続で控えだった菅野だが、主力組で練習と、先発として今季初出場が確実となった。ようやく訪れた機会にも「何も変わらないですね。いつも通りで。常に準備しているつもりなので」とチーム最年長らしく、平常心でゴールマウスに立つ。

 開幕から新加入の田川知樹(23)が正GKを務めてきた。開幕戦を含め13試合に出場した昨季から立場は変わったが、一切、気持ちが落ちることはなかった。「試合に出ないと意味がないので。どうしたら出られるかなというその逆算。一日一日を100%でやるのは当たり前。その中で、自分に今、何が足りないかというのは常に探してますし、何をしたらそれを克服できるのかというその積み重ね。まだまだ成長できると思っていますから」。尽きぬ向上心を支えとし、日々取り組み、チャンスをつかみ取った。

 岐阜戦翌日の3日に42歳の誕生日を迎える。41歳ラストマッチに「この年で誕生日。あまり意識してないですね」と笑ったが、伝えたい思いをこう続けた。「両親への感謝もそうだし、ここまでやってこられたのはサポーターのサポートのおかげだったり、周りにいる人たちがいたからこそ、今の僕がある。試合に勝って、いい報告とともにそういう感謝を伝えられれば」。勝利だけを目指し、最高峰から仲間を鼓舞していく。

 シュートストップの能力は誰もが「チーム1」と口をそろえるように、衰えなどはない。「もう無理だなと思ったら引退してる。自分が出て勝って、タイトルを取ってと、まだまだできると思っているので。そこがぶれたら、辞めますよ」。心身とも進化を続ける頼れる守護神が、今季初の4連勝への原動力となりにいく。(砂田 秀人)

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