第11期叡王戦五番勝負第3局が3日、名古屋市の「か茂免」で指され、斎藤慎太郎八段が伊藤匠叡王に116手で勝利。2連敗から一矢を報いて1勝2敗とした。

 序盤、居飛車党の後手・斎藤が四間飛車で勝負をかけた。終盤まで一進一退の好勝負。斎藤は76手目で持ち時間の4時間が尽き、伊藤も81手目で1分将棋に入り、激しい寄せ合いが繰り広げられた。それでも日本将棋連盟アプリのAIによる勝率はおよそ50ー50。盤面を緊張感が支配した。

 勝った斎藤は「序盤の駆け引きを見ての四間飛車。何でも振り飛車という形ではなかった。本譜で手得になるような形を目指せないかなというつもりで指しました」と振り返った。そして「序盤からずっと難しい将棋。何か楽しみがあるのではないかと思って指していたのですが、本当にずっと分からなかった」と息をついた。

 第4局は23日に大阪・泉佐野市の「犬鳴山温泉 み奈美亭」で指される。「まだまだ厳しい星取りなので、しっかりコンディションを整えて頑張りたいと思います」と意気込んだ。

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