国民的アイドルグループ「」が、5月末をもって活動を終了する。スポーツ報知では、グループのラストステージとなる「We are ARASHI」の東京ドーム公演(5月31日)まで原則毎週水曜に連載「嵐メモリアル」を掲載。

歴代担当記者の取材などをもとに嵐の約26年の軌跡を振り返る。

 嵐を担当した3年間(2009~11年)で印象深いのは、国立競技場でのライブだ。東京五輪後、新しい国立競技場になってからは様々なアーティストが公演しているが、それまでの国立と言えば、年間に限られた数しかライブを行うことが出来ない特別なスタジアム。08年から13年まで6年連続で行った嵐は、まさに国民的グループだった。

 毎回、開演前の5人に取材する機会があった。演出を主導する松本潤がライブの構想を熱く語り、4人がそれぞれの思いを語る流れだったが、デビュー10周年だった09年の時のやりとりが印象的だ。

 松本が「みんな根がマジメ。悩んだ時期もあったが、いつも笑っていた。けんかしたことはないし、ますます5人でいるのが楽しくなってきた」と語ると、櫻井翔は「僕たちは時間がかかったグループだったけど、遠回りしてここにたどり着けたことが誇り。2段飛ばし、3段飛ばしせず、一歩ずつ5人で歩んでこられた」とうなずいた。

 控室での謙虚な言葉と、7万人を前にしたステージでの姿とのギャップに圧倒された記憶がある。「何かを本気で10年もやれたのは嵐くらい」(二宮和也)、「個人の仕事が増えてきたけど、5人でいると何も変わっていない」(大野智)、「毎年ライブができることに感謝しています」(相葉雅紀)。

最後の新曲のタイトルも「Five」だ。

 それぞれが素晴らしい才能を持ちながら「5人で嵐」ということに誠実に向き合ってきたメンバーたち。最後の5ショットは、しっかりと目に焼き付けたい。(高橋 誠司)

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