元日本テレビアナウンサーで皇室ジャーナリストの久能靖さんが2日に90歳で亡くなったことが8日、同局の「NNNストレイトニュース」(月~日曜・午前11時30分)で報じられた。関係者によると、横浜市内の施設で老衰のため亡くなったという。

 久能さんは東京大学文学部を卒業後、日本テレビに入社し、アナウンサーとしてニュース部門を担当。東大闘争や成田闘争、日中国交回復など歴史的な場面を実況中継し、特に1972年のあさま山荘事件では強行突入の日に9時間生中継を行った。

 その後、報道記者に転じ警視庁、労働省、自民党、国会などを担当。昭和天皇崩御に際しては、特別番組でキャスターを務めた。1990年日本テレビを退社しフリーに。退社後も、日本テレビ「午後は○○おもいッきりテレビ」内のニュースコーナー「情報特急便」や「ザ・ワイド」内の「NEWS撮って出し」のキャスターを務めると共に、「皇室日記」では、前身の「皇室グラフィティ」時代も含めて2009年まで17年にわたりキャスターを務めた。

 番組では三笠宮さまや常陸宮ご夫妻、高円宮ご夫妻の単独インタビューを行うなど皇族の素顔に迫り、戦後60年、70年の節目には、上皇ご夫妻のサイパン、パラオ「慰霊の旅」を現地取材するなど、皇室と戦後の歩みについて伝え続けた。その後も皇室ジャーナリストとして精力的な取材を続け、数々の著書を発表すると共に、日本テレビの番組出演も続けた。

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