将棋の藤井聡太名人=竜王、王位、棋聖、棋王、王将=に糸谷哲郎九段が挑戦する第84期名人戦七番勝負第3局が7・8日、石川・七尾市の「和倉温泉 日本の宿 のと楽」で指され、130手で後手の藤井が勝利した。シリーズ3勝0敗で4連覇に王手をかけた。

 戦型は相雁木。藤井は1日目から早指しを得意とする糸谷を相手に時間を使わされる展開となったが、2日目の午後になるまで形勢はほぼ互角。糸谷が大駒を使って攻め続けたところで形勢が藤井に傾き、そのまま勝利した。

 藤井にとっては、2026年度初のタイトル戦。25年度末に行われた王将戦七番勝負、棋王戦五番勝負でいずれもカド番に追い込まれるピンチもあったが、ダブル防衛。この日の勝利で、3月8日から負けなしの公式戦8連勝となった。直近2年で2つ(叡王、王座)のタイトルを失ったが、17年12月のデビューから29連勝、23年10月に将棋界で初となる八大タイトル全制覇の実力者。今年度は再び最強の藤井が見られるのかもしれない。

 第4局は大阪・高槻市「高槻城公園芸術文化劇場」で指される。

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