体操の世界選手権(10月17日開幕、オランダ・アムステルダム)代表2次選考、愛知・名古屋アジア大会(9月19日開幕)代表2次選考を兼ねたNHK杯(14~17日、東京体育館)に向けた会見が5月13日、大会会場で行われ、4月の全日本個人総合選手権で2位だった昨夏のパリ五輪3冠の岡慎之助(徳洲会)は3連覇がかかる一戦を前に、「全日本は(橋本)大輝くんが連覇(6連覇)していますけど、NHK杯は僕が10連覇くらいまではしたいですね」と笑顔で話した。

 橋本が「連覇を止める」と言っていたことを伝え聞くと「させないですね。

本当にクオリティー勝負でやっていきたいので、技の難易度は大輝くんよりは低いですけど、完成度で勝負して自分の体操が一番だと証明したい」と力強く言った。

 男子は全日本個人総合選手権の得点を持ち点として2日間で争われる。3連覇を狙う今年も全日本で6連覇を達成した橋本との一騎打ちの様相だ。岡は橋本との激戦を繰り広げた全日本で得点で上回りながらも今年から採用される内規加点の差で逆転され、またしても日本王者の称号を手にすることはできなかった。

 ただ、収穫もあった。今年、跳馬でDスコアを上げるため、こまで封印してきた大技「ロペス」を取り入れた。4年前の2022年の同大会で右膝全十字靱帯(じんたい)断裂した原因になってから回避し続けてきた大技だったが、予選、決勝で行い着地の乱れなどはあったものの、成功させた。「自信になった」と振り返っていた。橋本との差は0・216点差。完成度を上げ、持ち前の美しい体操を披露できれば、逆転優勝の可能性は十分ある。「自分らしい演技をしたい」と自身を貫いた先に頂点があると信じて戦う。

 ◆世界選手権代表 男女ともに代表は5枠。

男子は全日本個人総合選手権の得点を持ち越して行われ、同大会のの上位3人が選出される。得点の半分を持ち越す女子は上位4人が代表入りする。男子の2位まで、女子の3位までの選手は今秋の愛知・名古屋アジア大会の代表も兼ねる。残りの枠は、団体総合で貢献できる選手が選出される。

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