2戦先勝方式で争うチャンピオンシップ(CS)決勝で、日本代表の西田有志を擁するレギュラーシーズン(RS)2位の大阪Bが1位で連覇を狙うサントリーをフルセットの激闘の末、3―2で破った。15日の第1戦では1―3で落としていたが、1勝1敗として初優勝に逆王手をかけた。

 2―2の最終第5セット(S)。大阪Bは12―7から22歳の甲斐優斗のサービスエースでチーム5連続得点目。劇的勝利を決定づけた。チーム2位の20得点を挙げた西田主将は「楽しむことが第一になっていましたけど、この試合ぐらい勝ちにこだわってもいいかなと思って」と納得顔で振り返った。優勝のゆくえは、17日の第3戦で決まることになった。

 リスクを負ってでも、王者にぶつかっていった。大阪Bは初戦黒星から悪い流れを断ち切れず第1セット(S)は13―25の大差で取られ、第2Sも中盤までサントリーのエース・高橋藍のサービスエースなどで劣勢に立った。第2Sでは守備に定評があるアウトサイドヒッター(OH)富田将馬に代え、200センチの攻撃がウリのアタッカー・甲斐優斗を投入。甲斐と西田が強いサーブで押し、流れをグッと引き寄せた。

 1―1の勝負の第3Sも西田が序盤に2本の強烈なサービスエースで主導権を握った。ブロックが高く、サーブから崩してくる強敵に対し、隙をつくには「僕らが何で勝つのかと言ったら、ハードワークしかない。吹っ切れたというか、やることがシンプルになっただけ」。

ラリーで懸命に球を拾い、甲斐の分もリベロの山本智大がサーブレシーブを拾い続けた。西田も気迫を前面に出してチームを鼓舞。「一人一人が仕事を全うしただけ」と主将が話すように1つギアが上がった中で高い質を保った。

 15日に先勝を許したが、この日の逆転勝利で1勝1敗とした。頂上決戦に“逆王手”をかけ、西田主将は「また明日、勝ちにこだわって勝負したい」と決意。王者・サントリーをたたきに行く。

 ◆チャンピオンシップ 2戦先勝制で行われ、1勝1敗の場合、第3戦を行う。レギュラーシーズン(RS)上位6チームが進み、1位のサントリーと2位の大阪Bはシードで準決勝から。準々決勝と準決勝はRSで上位チームのホームで行い、準々決勝で4位名古屋が5位広島T、3位愛知が6位東京GBに2連勝。準決勝では1位サントリーが名古屋、2位大阪Bが愛知に2連勝した。決勝は5月17日まで横浜アリーナで実施。

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