俳優の黒川想矢(16)が、韓国女優のキム・ジアン(17)と映画「3ミリの恋」(チョン・ジニュン監督、11月6日公開)にダブル主演することが18日、分かった。

 主要キャストを演じたカンヌ国際映画祭の脚本賞受賞作「怪物」(是枝裕和監督、23年)や、主人公の少年時代を演じた大ヒット映画「国宝」(李相日監督、25年)など話題作に出演する若き演技派が、日韓合作映画に初挑戦する。

同映画は日韓の歴史、文化を超越した青春ラブストーリー。黒川は佐賀県唐津市で釣りに明け暮れながら、韓国・釜山からの留学生ユンスル(キム・ジアン)に恋する高校生・タツヒコを演じる。

 ある日、何気ない一言でユンスルを傷つけてしまうタツヒコ。その翌日、ユンスルは韓国に帰国。タツヒコが地図で唐津と釜山の距離を定規で測ってみると、わずか3ミリ。それを知り、ある決断をする―。

 昨年7、8月に唐津と釜山でロケが行われ、釜山行きのフェリーでの撮影も行われた。黒川は「あの夏、僕たちは忘れられない旅をした」と回想。「日本と韓国のあいだには海があり、そして悲しい歴史もある。撮影を通して、僕たちは映画の素晴らしさを感じながら、そのキョリについて思いを巡らせた。17歳の夏、忘れられない様々な思い。ぜひ見届けてほしい」と思いを込めた。

 キムは、韓国で観客動員1000万人を超えた映画「破墓/パミョ」(チョン・ジェヒョン監督、24年)で注目された将来有望なニューヒロインだ。韓国の若者たちの姿を反映させたユンスルに共感したといい、「初めて挑戦することが多い作品でしたが、ユンスルにとっても全てが初めてだったのだろうと思いながら、キャラクターに近づこうと努めました」と語った。

 〇…在日韓国人3世で、祖母が釜山に住んでいた監督が「唐津と釜山を背景に映画を撮りたい」と企画。自身の生い立ちを生かし、日韓両国の視点を盛り込んだ。黒川、キムのみずみずしい演技を映像に収め、「国境なんて簡単に飛び越えてしまう2人の純真で真っすぐな姿に、勇気をもらえることでしょう。タツヒコは太陽、ユンスルは海をイメージしながら映画を作りました」と説明した。

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