来年3月28日付で宝塚歌劇団を退団すると発表した、月組トップスター・鳳月杏(ほうづき・あん)が19日、大阪市内で退団会見を行った。

 白のスーツ姿で登場した鳳月は、「実感がないのですが、気持ちをお伝えしたい」とあいさつ。

退団を決めた理由について「就任したときから退団の時期は決めていました。大劇場4作と決めたのはお披露目公演が終わったあと。そのぐらいまで頑張るという気持ちがあった」と語った。また、トップ娘役の天紫珠李(あまし・じゅり)との同時退団については「就任した時からお互いに同時期に就任しまして、卒業も同じタイミングでするという認識でおりました」とにっこり。「侍タイムスリッパー」の稽古中に作品が決まり、卒業が確定したところ「改めて一緒に卒業させていただきますというふうに連絡をもらいました」と明かした。

 鳳月は2006年に入団した第92期生。月組配属後、14年に花組へ組替え。19年に再び月組へ組替えとなり、24年7月に月城(つきしろ)かなとの後を継いでトップに就任した。入団19年目でのトップ就任は、トップ制度固定後では最も遅咲きとなった。思い出の作品には「侍タイムスリッパー」(2026年)を挙げ「宝塚の男役というものを通して役を作っていくということが多かったので、無意識のうちに男役というものを意識していたのですが、この作品ではそれを意識せず舞台に立っている自分がいて、それがすごく楽しかった」と心境を語った。

 今後の予定は6月6日~7月19日まで三国志炎戯「RYOFU」、Amazing Fantasy「水晶宮殿(クリスタルパレス)」東京宝塚劇場。9月10日~27日に東急シアターオーブで「NINE」。

卒業公演は12月12日~来年1月24日まで「天穹のアルテミス」「Belle Epoque(ベル エポック)」を宝塚大劇場で。2月13日~3月28日まで東京宝塚劇場で上演される。

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