ソフトボール ▽静岡県高校総体女子決勝 飛龍6―4桐陽(30日・富士川緑地公園グラウンド)

 女子決勝が行われ、飛龍が終盤に4点差をひっくり返して6―4で桐陽を破り、2年連続16回目の優勝を飾った。6回に1点を返した飛龍は7回の最終回、1点差に追いつき、なお1死満塁から3番・松永緋真(ひま)捕手(3年)が中堅へ走者一掃となる二塁打を放ち劇的V。

飛龍は7月26日から大阪で開催される全国総体に出場する。

 ミラクルVだった。3点差の最終回1死走者なしから飛龍の大逆転劇だ。四球と3連打などで1点差に詰め寄ると、なお満塁の好機で3番・松永が放った中前への打球が大きくイレギュラーして中堅の頭を越えた。一塁走者まで本塁に戻り、一気に5点を奪った。

 「ラッキーだった。ゴミ拾いやあいさつの徹底など当たり前のことをやってきた成果が出たのかも」とヒロインはニッコリ。今大会はここまで不調で初戦から準決勝まで9の0。この日も3打席目まで音なしだった。「みんながつないでくれたので、打ちたかった」。今大会初安打が貴重な一打となった。

 昨年はオール下級生で県制覇。

メンバーが多く残り、周囲からは“勝って当たり前”の目で見られていたが、1次予選会では準々決勝で常葉大菊川に1―4と敗退。「もう一度、気持ちを入れ替えよう」。今大会前に全員で話し合い、見事、重圧をはねのけて連覇の扉を開いた。

 昨年の全国総体は初戦の2回戦で比叡山(滋賀)に0―4の完封負け。今春の全国選抜も1回戦で創志学園(岡山)に1―2で敗れた。「目標は日本一だけれど、まずは初戦突破です」と松永が選手の思いを代弁。大逆転で県を制した飛龍がリベンジをかけて大阪に乗り込む。(塩沢 武士)

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