◆第55回京都ラグビー祭 京都工学院36―12京都成章(31日・たけびしスタジアム京都)

 京都工学院は、旧校名・伏見工時代に荒廃から全国屈指の強豪に育てた山口良治総監督が29日に脳こうそくで急逝(享年83)し、2日後の試合でライバル・京都成章に快勝した。

 偉大な“父”を失った京都工学院フィフティーンはこの日、喪章を着用してピッチへ。

前半開始早々から敵陣へ攻め込んだが、反則を連発。8分には自陣でのラインアウトのこぼれ球を相手バックスに拾われ、先制トライ(G)を献上した。

 落ち着きを取り戻した京都工学院はその後、昨年度の花園準優勝校を相手に一進一退の攻防。0―7で迎えた28分、ラックを連続支配し、No.8納塚朔磨(3年)がトライ(G)。同点に追い付くと、ロスタイムの32分だ。今度はバックスが右へ展開。敵陣ゴール前へ迫ると、ラックから供給されたボールにCTB石橋透和(とわ、2年)が飛び込んで、勝ち越しトライ。前半を12―7で折り返した。

 後半、開始早々の京都成章の猛攻に対し、京都工学院は前に踏み込むタックルで対抗。7分には速攻からSH市田愛和(ちかと、3年)が右中間へトライ(G)を決めた。19―7とすると、10分には連続攻撃からWTB村田奏逸(そうい、3年)が右隅にトライ。26―7と差を広げた。

 その後も1PGと1トライ1Gを追加するなど試合の主導権を渡さなかった京都工学院がトリプルスコアの快勝。亡き山口総監督にささげる弔い星を挙げ、今冬の花園2大会ぶり出場と、2005年度以来5度目の全国優勝へ弾みをつけた。

※時間は速報値。

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