女優の綾瀬はるか(41)が映画「ファーストボイス-私たちの逆転裁判-」(前田哲監督、10月2日公開)に主演することが1日、分かった。実話に着想を得た物語で、日本初のハラスメント裁判に挑んだ弁護士を演じる。

 日本列島が好景気に沸いたバブル絶頂期の1989年。女性社員は結婚までの“腰掛け”で働いていると思われていた時代に、上司から理不尽な嫌がらせを受けて職場を離れることになった女性と弁護士の勇気ある行動を描く。

 綾瀬は「この裁判は必ず未来につながる」と立ち上がる弁護士・朝日道子役。ファーストサマーウイカ(35)が「会社と上司を提訴したい」と依頼する上原恵、松本穂香(29)が新人弁護士の藤野栞を演じる。

 綾瀬は「多くの方に届けたい」とオファーを快諾した。ウイカとの共演には「ご自身の意志や考えをしっかり持った方で、役柄とも重なる」と好印象。「当たり前とされてきた常識に疑問を投げかけ、自分の声を信じて行動した人たちの物語です。一歩前に進む勇気や力を届けられたら」と思いを込めた。

 上司からの嫌がらせに苦しみ、職を失った恵役のウイカは脚本を読み、「自分が生まれた1990年頃は、まだこんな価値観だったのか」とがく然としたという。裁判を傍聴し、関係者に当時のエピソードを聞いて役作りに励み、「ネットもスマホもない時代に、彼女たちが社会を、人の心をどうやって動かしたのか。価値観が日々変わり続ける今だからこそ、いろんな世代に見ていただきたい映画です」と胸を張った。

 新たな一歩を踏み出し、社会のルールを変えるきっかけを作った女性たちの物語。

ど派手なスーツやメイクなどバブル期を感じさせるファッションにも注目だ。

 〇…前田監督は映画「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」(年)、「老後の資金がありません」(年)など社会問題を前向きに描くことに定評がある。今作を振り返り「ワクワクドキドキする刺激的な撮影になりました。最強・最高のチームワークで、皆さんに元気と勇気を届ける映画に仕上がったと感じています」と自信をみせた。

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