同作は、とある女性を死なせてしまったユメ(畑)と生きる意欲を失ったその女性の娘・未央(志田)が真実を知らないまま友情を育むオリジナルストーリー。
未央は、母・美郷(榊原郁恵)が転落死し、不運にも最後に背中を押していたのはユメだった。ユメと未央の出会いに、2人の家族や、転落に巻き込まれた近藤家、事件を捜査する警察も絡み…というストーリー。
■最終回(第8話)「抱きしめる」ネタバレあり
前回ラストで歩道橋の階段から転落したユメと未央は、首コルセット姿。未央がユメを突き落とそうとしたからだったが、ユメは怒らず、全部自分が悪いと言う。そういった言動が、未央の目には間違いから逃げているように映った。
そして、過去の自分との対話を始めたユメは、目を逸らしてきた少女時代の記憶がフラッシュバック。未央の母・美郷にかけてもらった言葉も重なり、この言葉がドラマのポイントとなった。
一方、美郷の葬儀が執り行われ、近藤家の宏(原田龍二)、妻の紗枝(菊川怜)、娘のさくら(北里琉)だけでなく、ユメの母・千尋(栗山千明)、ユメと恋人関係にあった佐久間健司(藤井流星)、そして刑事の遠藤孝彦(岡田義徳)までもが参列し、それぞれ言いたい放題、修羅場と化した。
死とその真相をめぐるストーリーでありながら、最後まで逮捕される者はなし。「そもそもなんで誰一人として逮捕されないんですか?」と警察に問いただすキャラも現れた。
■脚本の弥重早希子「いわゆるハッピーエンドとは違うかもしれません」
脚本の弥重早希子氏は、オリコンニュースの質問に対して「いわゆるハッピーエンドとは違うかもしれません。
そしてエンディングでは、第1話でユメがビルから飛び追うようとする美郷にビールを渡して説得したように、これまでバトルしてきたキャラクターたちが、ビールを回し飲みするようにリレー。振り返れば、ビールはドラマ全体の重要なアイテムにもなっていた。
ユメと未央は、屋上でビールを飲みながら言葉を交わした。「訳わかんないこと起きるわけじゃん。こっちがどんなに真面目に生きてても、は?みたいなこと普通に起きるし」…「なーんも感じなくなったらそれこそ“エラー”?」「イライラして、ビビって、怒って、許せなくて、嫌いで、泣いて、笑って、怖くて、逃げて」「やってらんなくて、ときどき死にたいって、それって普通に生きてるからじゃんって」。飲んで休むと、やがて起き上がり「おはよー」「おはよう」とあいさつを交わし、物語はエンディングとなった。

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