競泳 ▽日本選手権 第1日(4日、東京アクアティクスセンター)

 男子100メートル平泳ぎは岡留大和(インターナショナルSC)が59秒11で優勝した。日本記録保持者の大橋信(しん、枚方SS)を0秒07差でかわし、頂点に立った。

24年夏に米カリフォルニア大バークレー校に進学した20歳が派遣標準記録を突破し、8月のパンパシフィック選手権(米アーバイン)代表入りを確実とした。

 前半はやや抑えめで泳ぎ、28秒09と3番手でターン。右隣のレーンを泳いでいた大橋を終盤にかわし、0秒07差で優勝した。ゴール後はデッドヒートを繰り広げた大橋とハイタッチを交わした。「60メートルから75メートルを落ち着いていって、ラスト25メートルで自分の泳ぎができるように、エネルギーをうまく使いながら泳げた」とプラン通りのレースに胸を張った。1位通過だった予選後は大学のコーチに動画を送り、修正点を聞き優勝をたぐり寄せた。

 現在は米国に留学中。日本のレースに出るのは24年3月以来、2年3か月ぶり。コンディションは万全ではなかったが、勢いのある17歳を抑えて頂点に立った。米国ではウェートトレーニングを中心に行い、25ヤードの短水路プールで週6回、長水路を週3回泳ぐ生活を送っている。日本出発時から体重は10キロ増え、100キロを持ち上げる筋力も誇る。「蹴る力やジャンプ力に直結する。

日本ではウェートトレーニングがアメリカと比べるとフォーカスをおいていない。その辺で僕に利があった」と勝因を分析した。

 米国に渡り2年が経過。「性格的にも、自分の水泳のスタイル的にもあっちの練習とコーチ陣とフィットしている」と充実した練習の日々を送っているという。堀が深く、ハーフのような顔立ちでもあることから「見るからに僕、日本人っぽくないじゃないですか? そういうところがフィットしている」と冗談も交えつつ、「ウェートもやるし、そこまで距離を泳がずに練習を濃縮しているところが合っている」と大学生活を語った。

 派遣標準記録を突破し、パンパシフィック選手権の代表入りが確実となった。今夏は大学の授業も詰まっており、文武両道の多忙な日々となりそうだ。28年にはロサンゼルス五輪も控えるが、代表入りには関心が薄いという。「僕の水泳人生のゴールはNCAA(全米大学体育協会)チャンピオン。チームでのタイトルを来年、再来年と目指している」と目標を掲げた。女医の常連だったが、今年度は7位に終わったチーム。来年度からは上級生となり、「自分がチームを作る立場。

(来年)3月に一番いい結果がゲットできるように7か月過ごして、チームタイトルを取れれば」と青写真を描いた。

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