◆第67回宝塚記念・G1(6月14日、阪神競馬場・芝2200メートル)=6月11日、枠順決定

 取材感触は明らかに前走以上だ。ミクニインスパイア(牡4歳、美浦・林徹厩舎、父アドマイヤマーズ)の日経賞2着には正直、驚いた。

追い切りは派手に見せるタイプではないが、前走で稽古に騎乗した丹内騎手は当時「先週も乗ったけど渋い。正直、あの時(連勝時)の動きではないかな」と、能力は認めても半信半疑の様子だった。それでも、レースは後方勢が台頭するなかで先団から2着。「直線で左に行ってしまった。それがなければ…」と悔やむが、収穫多き重賞初出走だった。

 今回は前走と違って陣営の歯切れがいい。先月27日、今月4日に騎乗した主戦が「日経賞よりも感じがいい」と話せば、林調教師も「日経賞の時よりも素軽さがありました」と好感触。さらに「(前回は)重賞で強くなるので、今まで以上に仕上げを強めていかないと」と“馬に求めすぎた”ことを明かした。今回は連勝時と同様の調整に戻すとともに、木曜輸送という采配を振るった。

 「環境の変化が気になる馬ではないのですが、関西への輸送経験はありません。木曜の雰囲気を見て、その後の調教のさじ加減も考えられますし、臨機応変に対応できるので」と栗東入りの意図を説明。相手はさらに強力になるが、4番枠からロスなく立ち回れば、あっと驚く食い込みがあってもいい雰囲気だ。

(浅子 祐貴)

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