9月の愛知・名古屋アジア大会の代表選考会を兼ねた陸上の日本選手権は12日から3日間、愛知・パロマ瑞穂スタジアムで行われる。11日は同会場で前日会見が行われ、男子100メートル前回覇者で昨年の東京世界陸上代表の桐生祥秀(日本生命)は「良い感じに調子が上がってきている。

2連覇を目指していきたい」と言葉に力を込めて話した。

 愛知・パロマ瑞穂スタジアムでの陸上日本選手権開催は2016年以来、10年ぶり。当時、リオデジャネイロ五輪の代表選考を兼ねた重要な男子100メートル決勝は冷たい雨の降る中で行われた。ケンブリッジ飛鳥が優勝、2位に山縣亮太、3位に桐生が続き「初の五輪をかけたレースだったので、気持ちも初々しかった。100パーセント悔しいレースに終わってしまった」と振り返る。競技場は大規模な改修工事を経て、今年4月に生まれ変わった。「競技場は変わりましたが、サブグラウンドは変わっていない。懐かしいなあという思いで調整をしました」と当時の思いも胸に、熱く駆け抜ける覚悟だ。

 今大会が今季の100メートル3試合目。5月17日のセイコー・ゴールデングランプリ(東京)は10秒15(追い風0・6メートル)、同24日の関西実業団選手権(京都)は参考記録ながら10秒02(追い風2・6メートル)の好記録をマークした。今季の目標である「アベレージを上げて自己ベスト(9秒98)を出すこと」へ向けて、まだまだコンディションを上げていく。

 愛知・名古屋アジア大会の派遣設定記録を突破し、今大会で優勝すれば代表に内定する。

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