◆第108回全国高校野球東東京大会▽2回戦 日比谷7―6開成(11日・神宮)

 全国屈指の進学校対決は、日比谷が接戦を制して初戦を突破した。球場が一瞬、静寂に包まれた。

日比谷が1点リードで迎えた9回2死一塁、2番手左腕・島田大輝投手(2年)が一塁走者をけん制アウトに仕留めると、日比谷ナインは雄たけびを上げながら勢いよくベンチから飛び出した。今年度、東大合格者数67人の日比谷と、同198人の開成。注目の一戦は日比谷の勝利で幕を閉じた。

 学業に力を入れていることから、短い練習時間の中で工夫して野球に取り組んでいる両校。日比谷先発の松井佑樹投手(3年)は、9回途中6失点で無念の降板となったが「お互い同じような環境でやっているから、負けたくない」と闘志全開でマウンドに立った。高校受験では開成にも合格していたこともあり、「日比谷を選んで良かった」と勝利ををかみしめた。

 平日の練習時間は90分。松井は「練習も勉強も短い時間の中でいかに効率をよくするか。多いときで(勉強は1日)3時間くらい」と隙間時間を有効に使って文武両道の高校野球生活を送る。卒業後は東大進学を志望しており、「神宮の大観衆の中で投げて楽しかった。また(大学でも)投げてみたいという気持ちはある」と目を輝かせた。

 次戦は14日、桜修館中教校と対戦。

「チームが勝てるようなピッチングをしたい」と意気込んだ。

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