◆全国高校野球選手権千葉大会▽2回戦 市船橋20―0千葉南=5回コールド=(12日・県野球場)

 昨夏の優勝校・市船橋が千葉南を20―0の5回コールドで下し、3回戦進出を決めた。打線が13安打20得点と爆発し、2投手が無安打無得点リレー。

公式戦2登板目の右腕・谷越洸哉投手(2年)が先発として4回無安打、9奪三振の快投で勝利を呼び込んだ。

 今春県大会3回戦以来、2度目の公式戦のマウンドが大事な夏の初戦。最速148キロ右腕のエース・諸岡杜和(とわ)投手(3年)や、辻原駿投手(2年)ら厚い投手陣の中から選ばれた大役も、「監督が選んでくれて投げている。プレッシャーより、期待に応えたいと思った」と、立派に勤め上げた。野田和宏監督も「夏の大会7試合を勝ち抜くためには、みんなが投げてくれないといけない。しっかり投げてくれた」と、背番号16をねぎらった。

 帽子のつばには「気迫」の文字。「練習試合で何となく試合に入って打たれることが多かった。『気持ちを前面に出す』という意味を込めて書きました」。この日の最速は130キロ台前半ながら、スライダーとのコンビネーションがさえた。文字通り気迫の投球で、三振の山を築いた。それでも3四死球を出し、自己採点は「20点」と辛口。

「立ち上がり先頭打者を切れたのは良かった。だけど最後の4回にコントロールが荒れてしまった。次の登板では、四死球も出さないようにリベンジしたい」。目線はすでに先を見据えている。

 次戦は15日。柏の葉と千葉東の勝者との3回戦を迎える。「チームも甲子園を目指してやっている。全員で目の前の勝利を1個1個勝って、次につなげたい」と、拳を握った谷越。昨夏の王者が群雄割拠の千葉大会を駆け抜ける。

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