◆第108回全国高校野球選手権神奈川大会▽準々決勝 横浜11―4市ケ尾=8回コールド=(21日・横浜)

 ノーシードから初の8強入りを果たした市ケ尾は、横浜に敗れた。

 試合は3回までに6点を失うも、4回に5番・村山史比古(ふみひこ)外野手(2年)が中堅へ適時打。

続く6番・恩賀龍之介三塁手(3年)が右犠飛を放った。5回にも2点を追加し、2点差まで迫ったものの最後は横浜が貫禄を見せて突き放した。

 菅沢悠監督(39)は「横浜高校の強さをまじまじと感じた」と振り返った。横浜に勝つために、口酸っぱく確認していたことがあったという。「投手は四死球を出さない、バント処理で1つアウトを確実に取る、適時打を打たれた時にバッタランナーを二塁まで行かせない、ということをミーティングでも確認していたが、うちはまだまだ甘い部分があったし、横浜さんは素晴らしかった」と、横浜をたたえた。

 今夏は甲子園常連校の大阪桐蔭や山梨学院が敗れるといった波乱が起きており、「いい風が吹いているぞと。うちにとっては最高の展開だから、ここで日本中をひっくり返そう」とナインに向けて話していたというが、試合前時点で県内36連勝中だった横浜の壁は高かった。

 取材中には横浜・村田浩明監督(40)があいさつに訪れた。握手を交わし、村田監督からは「すごかった」と声をかけられ、「僕たちは本当に楽しかった。横浜ベンチは楽しくなかったでしょうけど」と笑顔だった。

 この夏の経験を糧に、来夏も市ケ尾が神奈川を驚かせる。

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