◆第108回全国高校野球選手権神奈川大会▽準々決勝 横浜11―4市ケ尾=8回コールド=(21日・横浜スタジアム)

 8強の中で唯一ノーシードから勝ち上がった県立校の市ケ尾が、横浜に4―11で敗れ、快進撃が終わった。

 初回に一挙4点を奪われるなど3回までに6失点。

それでも4、5回と2点ずつを返し、一時は2点差にまで詰め寄った。中盤以降は地力の差を見せつけられたが、意地を見せて球場を沸かせた。主将の平野遥大内野手(3年)は「素晴らしい舞台で良い経験ができた。序盤点数を取られても、崩れずに立て直せたのは良かったし、目標だったベスト8まで来られて達成感もある」と振り返った。一方で「少しでも長くこのメンバーで野球をやりたかった」と悔しさもにじませた。

 今年度で異動が決まっている菅沢悠監督へは「人として社会に出たときに困らないような、素晴らしい指導をしてくださったことに本当に感謝します」と語った。

 3学年唯一のマネジャー、佐藤理咲さん(3年)は「試合がずっと楽しくて、ここまでやってきて良かった。ここ(横浜スタジアム)に連れてきてくれてありがとう」と涙をこらえながら感謝。ベイスターズファンである佐藤さんは以前から「ハマスタで試合がしたい」と熱望していたという。平野は「彼女が3年間やってきたことが報われて、本当にうれしい」とチームメートの気持ちを思いやった。

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