◆米大リーグ レッドソックス0―6ブルージェイズ(25日、米マサチューセッツ州ボストン=フェンウェイパーク)

 ブルージェイズ・岡本和真内野手が、3回に2試合連続安打となる三塁内野安打で6連打による一挙5得点に貢献。5打数1安打1得点で打率は2割2分6厘となった。

投げてはエースのシースが120球の力投で1安打完封勝利。主砲ゲレロが3安打猛打賞、スプリンガーが3ランと攻守にベテランが活躍した。レッドソックスの吉田正尚外野手は3打数無安打で打率は2割6分1厘。同カードは1勝1敗。第3戦は、レ軍先発は左腕スアレス、ブ軍は右腕ガウスマンが先発する。

 役者がそろったブ軍が攻守にレ軍を圧倒した。キャリア最多となる120球目のボールが、ABS(自動ボール・ストライク判定システム)チャレンジでストライクに覆るとマウンドで先発シースが両手を上げた。圧巻の1安打完封。チームの今季8度目の完封勝利に、三塁から岡本も笑顔でマウンドに駆け寄った。

 「最後は疲れていた。序盤、体が動きづらかったけど、ストライクを投げることを意識して徐々に良くなった。最後は自分で決めるべきだと思って思い切って投げた」とシース。

パドレス時代の2024年7月にはノーヒッターを達成した右腕は、自身2度目の“ワンヒッター”に胸を張った。初回、三塁ベンチに入るファウルボールを岡本がフェンスに身を乗り出して好捕したのが最初のアウト。そこから自己最多の12三振を含む27アウトを奪った。

 球宴のア・リーグ先発投手が好投すれば、打線はゲレロが先制左前打で口火を切り、9回のダメ押し二塁強襲適時打など3安打猛打賞の活躍。スプリンガーも3ランで気を吐いた。

 「勝って良かったです」と岡本。前日24日(日本時間25日)に2018年の大谷翔平エンゼルス)を超える日本人ルーキー最本塁打記録となる23号3ランを放ってトンネルを脱出し、この日2試合連続安打とした。3回2死一塁で迎えた第2打席。それまで捉え切れなかった先発グレイのスイーパーを強打。打球は三塁のグラブをはじく強襲安打となり、この回一挙5得点の猛攻を演出した。久々に上位打線がつながり、投打がかみ合った勝利となった。

 「ディラン(シース)は昔ながらの耐久力のある投手。

最近はなかなか“ワンヒッター”も見かけない。最後まで投げさせてチャンスを与えたかった」とシュナイダー監督は満足そうだ。

 “大谷超え”のメモリアル弾で復活した岡本に応えるように、ゲレロのバットも振れてきた。昨年4月に14年総額5億ドル(約730億円=当時のレート)の大型契約を結んだ主砲は今季はわずか6本塁打、本拠地でホームランなしと苦戦。この日は試合前に異例のメディア対応を行い「日々球場と宿舎を往復しながら、どうやれば良くなるのか、そればかり考えている。僕自身もチームももっと良くなれるはず。もっとボールを強く打とう取り組んでいる。ちょっとしたきっかけで変わると思う」と苦しい胸の内を明かしていた。

 久しぶりに役者がそろった快勝に、クラブハウスは軽快なメレンゲが響き渡った。

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