◆第108回全国高校野球和歌山大会 決勝 智弁和歌山4―3耐久(27日・和歌山市紀三井寺)

 智弁和歌山が接戦を制し、3年連続29度目の甲子園出場を決めた。同点に追いつかれた直後の8回に4番・山田凜虎(りとら)捕手(3年)の左前安打に失策が絡んで決勝点を奪った。

3回戦・田辺戦は9回に勝ち越して辛勝し、準々決勝の市和歌山戦も終盤に2得点して勝利。中谷仁監督(47)は「いつ負けてもおかしくなかった」と激戦を勝ち抜いたナインをたたえた。

 “コタロウを甲子園に”が合言葉だった。松本虎太郎主将(3年)が6月末に腰のヘルニア手術で離脱。全治3か月も驚異的な回復で、大会直前の登録変更でベンチ入り。25日の準決勝で代打で出場、安打を放ち、この日も6回に代打で右飛。2年時にセンバツ優勝を経験した松本主将は「みんなでつないでチャンスをくれた」と感謝した。

 指揮官は「代打でも空気を変えられる男。勝負強いし、DH起用もあり得る」と聖地でのスタメン出場を示唆。主将は「甲子園でホームランを打って恩返ししたい」と力を込めた。(高柳 義人)

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