お笑いタレント・森脇健児(59)が本気で東京再進出を狙っている。8日に東京・渋谷の「ばぐちか」で漫才コンビ「シンデレラエキスプレス」のナベちゃんこと渡辺裕薫(58)とトークライブを開催する。

小劇場を起点に“失地回復”を夢見るアラ還芸人の「隠し玉」と次なる目標は何か。スポーツ報知の独占インタビューに応じた。(田中 昌宏)=中編=

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 バブルの峠を越えたあたりで8800万円で買ったマンションを、うたかたが崩壊し尽くしたタイミングで2200万円で売却した。調べると、現在は築三十数年経過しているものの、逆に約6000万円の値がついているようだ。惜しいことをしたものだ。

 「当時キャッシュで買ったのはメルセデスベンツSL320。また首都高速をオープンカーで走ってね。今のマイカーですか? 京阪と阪急です。こないだ京阪乗ってたら、隣のおばあちゃんに図書カードもらった。ちょっと使用済みの穴空いてたやつ。ありがたく本買いました」

 “都落ち”から間もなくのこと。仕事でたまに東京に行って上大崎周辺をジョギングしていると、かつての自宅マンションが視界に飛び込んできた。

すると説明できない涙があふれ出たという。それがフジテレビ系「千鳥の鬼レンチャン」(日曜・後7時)など、東京の仕事が再び増えてきた最近は、全く涙も出ないのだとか。

 「(手が届きそうになってきたから涙も出ない?)そうかも分かりませんね。東京のタレントさんも、僕が東京に住んでると思ってる人が多い。実際は八丁堀のドーミーインに泊まって、隅田川沿いを走って、向かいの焼き鳥屋に行ってへべれけになって、9時半に寝てるんです。9時半に始まる(ドーミーインの)夜鳴きそばまで持たない」

 京都から東京まで、のぞみではなくこだまに乗車して、披露するネタをゆっくり考える時間を設けている。それが奏功。「―鬼レンチャン」などでは、浅知恵でライバルをだますコスいキャラで、子供に大人気となっている。

 「スタッフの演出ももちろんあるんですが、こっちも思い切り乗っかってやろうと。そしたらオンエア使ってもらえますから。20代の『ギャツビーつけてカッコつけて』の時代はええカッコしたくて、そういうのはできなかった。今はいかにカッコ悪いとこを見せて共感を呼べるか。

『これでもか』言うくらいネタは提供しよう思てね」

 昭和では61年(1986年)にテレビ朝日系「ビートたけしのスポーツ大将」100メートル走全国大会で優勝。平成でも15年(2003年)にTBS系特番「オールスター感謝祭」の「赤坂5丁目ミニマラソン」初出場初Vなど優勝3回。そして令和でも今年3月8日に放送された「―鬼レンチャン」の企画「第1回シニア300m走サバイバルレンチャン」で勝利。“3元号V”を達成しても、貪欲に次の目標へと走り出している。

 「次は『SASUKE』完全制覇!」

 ◆森脇 健児(もりわき・けんじ)1967年2月5日、大阪・枚方市出身。59歳。京都・洛南高2年時に「第1回松竹芸能タレントオーディション」に合格し、同事務所入所。88~90年に読売テレビ「ざまぁKANKAN!」で注目を集め、90年代にフジテレビ系「笑っていいとも!」「夢がMORI MORI」で全国的人気に。99年から関西に拠点を戻して活躍。陸上競技、J1・京都、プロ野球・ソフトバンクの大ファン。スポーツ報知を長年愛読しており「両国発」は欠かさず読むとのこと。171センチ、58キロ。

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