◆プロボクシング ▽スーパーバンタム級(55・3キロ以下)10回戦 小国以載―アレックス・サンティシマ(8月16日、東京・後楽園ホール)

 「TREASURE BOXING PROMOTION14」の前日計量が15日、都内で行われた。メインイベントのスーパーバンタム級10回戦に臨む元IBF世界同級王者の小国以載(38)=角海老宝石=が55・3キロ、WBOアジアパシフィック・フェザー級11位アレックス・サンティシマ・ジュニア(26)=フィリピン=が54・8キロでクリアした。

「世界前哨戦」と銘打たれた一戦へ、38歳の小国は「これから長く試合をやれる余裕がないのは自分でも分かっている。チャンスが来るなら早く(世界戦を)やりたい。どんな勝ち方でも勝たないと生き残れない。まず一番は勝つこと」と背水の覚悟を口にした。

 小国は2016年12月にIBF世界スーパーバンタム級王者ジョナタン・グスマン(ドミニカ共和国)を判定で下して王座を獲得。17年9月の初防衛戦で岩佐亮佑(セレス)に敗れ王座を失った。その後はコロナ禍によるブランクや、2度の敗北も経験した。しかし今年4月、後楽園ホールで元世界2階級制覇王者でWBC同級2位のマーロン・タパレス(フィリピン)と対戦し、ボディーを中心に攻めて主導権を握りダウン寸前に追い込むなど3―0判定で完勝。世界ランキングもWBO6位、WBA11位、WBC12位に入り、再び世界挑戦を射程にとらえた。

 対戦相手のサンティシマは世界ランクにも入っておらず、世界挑戦を見据える小国にとって負けられない一戦。「向こうは若くて、体力やパワーもある。自分が勝っているのは経験。

何が何でも勝たなければいけないので、タパレス戦よりプレッシャーはある」と気を引き締めた。

 スーパーバンタム級には4団体統一王者・井上尚弥(33)=大橋=が君臨している。ただ井上は来年2月か3月まで防衛戦を行う予定がないため、WBAは暫定王座決定戦を制したビクトル・サンティリャン(ドミニカ共和国)が暫定王者となり、IBFも9月27日に同級1位・西田凌佑(29)=六島=と同級2位サム・グッドマン(27)=オーストラリア=が暫定王座決定戦を行う。小国陣営は暫定王座戦か、井上がフェザー級に転向した場合には王座決定戦に臨むプランを描いている。

 戦績は小国が24勝(9KO)4敗3分け、サンティシマが13勝(7KO)2敗。

 興行はU―NEXTで独占ライブ配信される。

編集部おすすめ