◇プロボクシング▽東洋太平洋&WBOアジアパシフィック・スーパーウエルター級(69・8キロ以下)王座統一戦10回戦 〇豊嶋 亮太(判 定)緑川 創●(16日、後楽園ホール)

 WBOアジアパシフィックスーパーウエルター級王者・豊嶋亮太(30)=帝拳=が王座統一に成功した。東洋太平洋同級チャンピオン・緑川創(39)=EBISU K,S BOX)とアジア地域タイトル2団体統一戦を行い、3―0の大差判定で勝利した。

 試合後、2つのベルトを肩にかけた統一王者は「倒して勝ちたかったが、倒しきれなかった。相手にあわせてしまった」とベルトを1つ増やした喜びよりも、KO勝利を逃した悔しさを口にした。初回から左をジャブをつき先手、先手でパンチを出した。5回終了間際には右ストレートをヒットしチャンスを作る。それでも緑川は接近したところに右を打ち返し応戦。9回開始のゴングにラッシュを仕掛けKOを狙いにいったが、タフな東洋太平洋王者は倒れなかった。ジャッジ2人が6ポイント、残る1人は7ポイント差をつける勝利にも、手放しで喜ぶことなかった。

 ともにキックボクシング出身でも、緑川は世界王者の肩書を持つ。だが、ボクシングでは約4倍のキャリアを誇る豊嶋が、経験の差をみせつけた。これでウエルター級時代に続き、地域タイトル3団体統一を成し遂げ、6つ目のベルトを手にした。国内無敵を証明した形だが「次は勝って大きなことを言えるように頑張ります。悪いところを洗い出して、何をやるべきか。

プラスに考えれば、まだ伸びしろがあるということ」。欧米の強豪がひしめき世界的に層の厚いスーパーウエルター級。世界のトップに近づくためにも、さらなる飛躍を誓った。

 戦績は豊嶋が24勝(13KO)3敗1分け、緑川は6勝(4KO)1敗。

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