◆JERAセ・リーグ ヤクルト2―1DeNA(16日・神宮)

 久々に見渡すお立ち台からの景色。5月17日の中日戦(バンテリンドーム)で5勝目を挙げて以来の白星にヤクルト・松本健吾投手は「3か月ぐらいチームに迷惑かけっぱなしでなかなか力になれてなかったので、本当に今日はやってやるぞっていう気持ちでマウンドに立ちました」とファンに向けて声を張った。

 序盤、被安打8で走者を許しながらも粘って5回まで無失点。無四球でリズムを崩さなかった。「試合をつくることを第一に考えていました」と振り返った。6回、3連打を許して1点を失ったところで同期入団の石原に後を託した。その左腕は後続を断ってプロ初ホールドを記録。「キャッチャーの鈴木叶もですけど、同期に今日は助けられました。何を買ってあげたらいいですかね? 本当に感謝の気持ちでいっぱいです」と仲間に感謝した。

 開幕から5連勝のあと4連敗。調子が上がらず、ファームで調整。気温30度超、真夏の戸田球場で走った。「基本的に落ち込むとかはないんですけど、なかなかうまくいかない時は下を向きそうになることもあったんですけど、前向いてやることしかできなかったので。そこだけは本当崩さずに、希望を持ってやってました」。

耐え忍んだ結果がこの日の白星につながった。

 チームは4月中旬以来の3連勝で単独3位に浮上。CS進出へ松本健の右腕は必要になる。「1試合1試合、長いイニングを投げられるように」。空白の3か月を取り返すには十分、時間が残されている。

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