◆第55回ヨークシャーオークス・G1(日本時間8月20日、ヨーク競馬場・芝2370メートル、稍重)

 英国伝統の牝馬限定G1が9頭立てで行われた。単勝1・9倍で断然1番人気に支持されたカルパナ(牝5歳、英国・アンドリュー・ボールディング厩舎、父スタディオブマン)が、ゴール前の接戦をしのいで4度目のG1勝利。

24、25年に連覇した英チャンピオンズフィリーズ&メアズS、カランダガンを撃破した前走のキングジョージ6世&クイーンエリザベスSに続き、新たなビッグタイトルを獲得した。勝ちタイムは2分36秒0。

 コリン・キーン騎手とコンビを組んだ同馬はディープインパクトの孫娘。レースは雨のなかで行われ、シュガーアイランド(ローナン・ウィーラン騎手)が大逃げを打つ形に。後方から運んだカルパナは後方から運び、残り200メートル付近で逃げたシュガーアイランドをかわして先頭に立つと外側によれてしまう。内から鋭く伸びてきたスパランヌア(ロッサ・ライアン騎手)にかわされそうになったが、馬体を併せて再加速し、短頭差でギリギリ勝利を飾った。

 ゴール前で内から迫った7番人気タイのスパランヌアが2着。昨年の凱旋門賞2着馬で、2番人気のミニーホーク(ライアン・ムーア騎手)が3着に続いた。

 レースを終えて欧州の大手ブックメーカーのウィリアムヒルは、凱旋門賞・仏G1(10月4日、パリロンシャン競馬場・芝2400メートル)のオッズを更新。1番人気は昨年Vのダリズで4・5倍。6戦無敗の3歳牝馬のダイヤモンドネックレスが、9倍で2番人気。カルパナとパリ大賞でG1初制覇のモルティーズクロスが、11倍で3番人気タイ。

日本馬ではアドマイヤテラとメイショウタバルが、26倍で11番人気タイとなっている。

 ヨークシャーオークスは総賞金が60万ポンド(約1億2663万円=2026年フランスギャロのレートから計算)で、1着賞金が34万260ポンド(約7181万円)。2017、19年のエネイブルをはじめ、数々の名牝が勝っている。

 今年、同レースはJRA海外馬券発売対象ではない。9月5日から海外馬券発売対象のレースが116に拡大され、新たに追加された。来年、日本馬が出走を予定し、農林水産大臣が認可すれば発売対象となる。

編集部おすすめ