◆米大リーグ ブルージェイズ8―1マリナーズ(28日、カナダ・トロント=ロジャーズセンター)

 ブルージェイズの岡本和真内野手が、7試合ぶりの27号ソロを放つなど3打数2安打3打点1得点で勝利に貢献し、打率は2割3分1厘となった。苦手のスイーパーを本塁打にした岡本に、試合後のシュナイダー監督は、スイーパー攻略を祝って乾杯を宣言した。

 久しぶりの快勝だった。勝ち越し、ダメ押しの要所で核となったのは岡本のバットだ。

 初回、同点に追いついた直後に迎えた第1打席で、右翼へ勝ち越し犠飛。6回の左翼への本塁打と強い当たりを連発し、3打点の活躍。中でも指揮官を喜ばせたのは、スイーパーを左翼フェンス越えさせた27号アーチだった。

 「スイーパーは彼の”敵”だったけれど、今夜、それを仕留めた。つまりゾーンの中に来たスイーパーを捉えて飛ばすだけの十分なパワーを持っているということ。だから、彼とウイスキーで乾杯するのが楽しみだ。スイーパー・ホームランで乾杯だ」とご機嫌だった。

 スライダーより曲がりが大きいスイーパーは、NPBではほぼ見られない球種。シュナイダー監督は2日前に「スイーパーは投手によって軌道が違うから厄介だし、直球をケアしつつ、スイーパーに準備するのは非常に難しいこと。でも、彼(岡本)は、それをよく理解して、対応しようとしている。

今はその道半ばだ」と岡本の挑戦を見守っていた。

 前日の試合は2―13の屈辱的大敗。ワイルドカード争いで3・5差に後退していた。この日の試合前、シュナイダー監督はナインに語りかけた。「残り27試合、できれば、もっと試合ができるように頑張ろう。一日一日を大事にして全力を尽くそう」と。

 打線が一体化した内容に、指揮官は「いい勝ち方だった。初回にすぐ反撃できたし、いい気分だ」と目を細めた。幾多の荒波を乗り越えてきたルーキーが、またひとつ壁を乗り越えたスイーパー撃ち。試行錯誤の末に刻んだ今季27号が持つ意味は、大きい。

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