◆第44回ローズS・G2(9月13日、阪神競馬場・芝1800メートル=3着まで秋華賞の優先出走権)

 帰ってきた。タイセイボーグ(牝3歳、栗東・松下武士厩舎、父インディチャンプ)が、秋華賞トライアルの第44回ローズS(13日、阪神=3着まで優先出走権)で半年ぶりのレースに臨む。

春は桜花賞前に左第1指骨剥離(はくり)骨折が発覚。「秋華賞に向けて、いい競馬をしてくれたら」と松下調教師はうなずく。

 骨折明けでも調教に妥協はない。1週前追い切りでは西村淳也騎手が騎乗し、CWコースで7ハロン93秒1(6ハロン76秒4)―11秒7の猛時計を出した。「良かったですよ。ジョッキーも『だいぶしっかりした』と言っていました」とトレーナーは満足そうな様子。ただの復帰ではない。しっかりと成長した姿で戻ってきた。

 昨年6月にデビューVを飾った後は重賞3戦を含む4戦ですべて3着以内を確保しながらも勝ち切れず。ようやくチューリップ賞で重賞初制覇を飾った直後に骨折が判明。喜びは一瞬だった。「1800メートルは初めてですが、阪神は走り慣れていますからね。

1ハロン延びても大丈夫でしょう」とトレーナー。再び頂点への道を走り出す。

(山本 武志)

編集部おすすめ