17日にスタートするカンテレのスペシャルドラマ「絶望できない男」(木曜・深夜1時15分、全4話=関西ローカル)に漫才コンビ「金属バット」の小林圭輔、友保隼平が出演することが14日、分かった。コンビそろってのドラマ演技は初。

 主演の俳優・大東駿介と小林は「小学3年生からの親友」という縁。大東は「小林とはマジでずっと一緒にいた。寝ても覚めてもずっと一緒にいましたね」と振り返る。当時、一人きりで家に引きこもっていた大東を心配した小林らが、実家のドアを激しく蹴り破って救い出した―というエピソードが広まっているが、実際はどうなのか。大東が真相を明かした。

 「あれも小林とよく話すんですけど、いろんな人を経由して話が美化されてるんですよ。そもそも、母親もいなくなって家に引きこもっていたことを、当時、僕も恥ずかしくて、誰にも言ってなかったから、小林たちは僕がそんな状況やってことを知らなかったんです。

 俺が住んでた家っていうのが、安っぽいプラスチックのドアで。そこに昔、一回泥棒が入ったことがあって、ドアノブの上がノコギリで真っ四角に切り抜かれたんですよ。家には金目のものもないから、結局何も盗まれずに、ご丁寧にその切り抜かれた四角いパーツが落ちてたんで、それをまたスポッてドアにハメて暮らしてたんです。

 だからそこをグーパンチしたらいつでも鍵を開けられたっていう。大層に『ドアぶっ壊した』って言うけど、泥棒が丁寧に開けた四角い穴にハメ込んだ板を外してたっていう、それだけの話なんですよ。

でも実際俺は引きこもってたから、それで助かったっていうのは事実なんですけど」

 生きることを絶望しかけた極貧生活の中で、手を差し伸べてくれた人たちの存在は、大東の心に深く刻まれているという。

 「本当に救われましたね。電気、ガス、水道の順で止まっていって食べるもんもなかった時に、友達のおかんが『飯食ってけ』って言ってくれて。ある日『おなかすいてるやろ、食べてき』って、スパゲティ2袋にカレー、うどん、たこ焼きって、炭水化物ばっかり山ほど出されて(笑)。『いくら腹減ってても、その日に食える量は決まってるやろ!』みたいな。

 小林はじめ友達だけやなくて、近所の人や先生にもすごい救われました。みんな何も言わんと、黙って助けてくれたんです。小林としては『あいつんち、親おらへんからたまり場にしよう』ぐらいの感じで、助けている自覚もなかったんじゃないですかね」

 役どころは、主人公・奥本(大東駿介)の波乱万丈な人生に絡んでいくヤクザの辛島(小林)と甘木(友保)。小林は「大東パワーで、仕事感がなくて遊んでるだけでお金もらえる楽しいだけの時間でした。さすがにプロの役者なんで大東は頼もしく見えましたけど、根っこは変わってなくてダメ人間のままでした」と収録を振り返り、友保は「ハゲ(小林)のツレ(大東)が呼んでるから来た」と“出演理由”を語っている。

 各話のゲスト解禁は、小出恵介(第2、3話)、前田旺志郎(第3話)、福留光帆(第1話)、金属バット(第3話)。大東が小林についてたっぷり語ったTVer限定のスペシャルインタビューも配信中。

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